【京都金杯】菱田“名コンビ”エスプレッソで重賞初制覇へ

[ 2016年1月4日 05:30 ]

重賞初制覇を狙う菱田

 年男の菱田裕二(23)が重賞初制覇を決めてスタートダッシュを狙う。京都金杯はタガノエスプレッソに騎乗。これまで鞍上はJRA重賞に63度挑戦して最高は昨年のフィリーズレビュー2着(ペルフィカ)。

 「大事な場面で結果を出せていない。今年こそという気持ちです」

 昨年はクラシック全5レースに騎乗を果たし貴重な経験を積んだが、思うような結果を残せなかった。ただ、減量特典が取れた14年5月以降も一定の勝ち星を挙げ、昨年は37勝で関西リーディング17位。

 「数字(37勝)は全然満足できませんし、責任を果たせなくて申し訳ない気持ちです。もっと技術を向上させていかないと」

 タガノの冠名で知られる八木良司オーナーとの縁も“営業努力”のたまもの。オーナーが所有する京都府宇治田原町にある育成牧場に顔を出すなどして交流を深めてきた。

 「オーナーに声を掛けていただいて俺の馬でG1を勝ってくれ、と言っていただいた。ありがたいことですし、本当に感謝しています」

 エスプレッソとは14年朝日杯(6着)からコンビを組み、昨年は牡馬3冠にも挑戦して特徴を知り尽くしている。

 「テンションが上がりやすい馬なので調教には騎乗していないが、休養の効果で体がふっくらしていて雰囲気はいい。僕が騎乗する中ではベストの条件。先行する馬が多くて展開も向きそうですし、内枠を引ければ楽しみです」

 日々の努力は裏切らないことを若武者が証明してみせる。

続きを表示

この記事のフォト

2016年1月4日のニュース