【ステイヤーズS】ミスターX ネオブラックダイヤの適性に期待

[ 2015年12月5日 05:30 ]

 中山11R・スポニチ賞ステイヤーズSはネオブラックダイヤだ。独特な中山芝内回りコースを2周するこのレース。高いコース適性が要求されるが、【2・2・0・4】と中山巧者のこの馬には問題ない。鹿戸師が「ここを目標に仕上げてきて、前走(新潟記念・14着)より順調。そもそも前走(芝2000メートル)は距離が短かった」と語るように、長丁場でこそ実力を発揮できるタイプ。

 3走前の天皇賞・春(3200メートル)は一線級を相手に互角の戦いを見せた。道中は後方でしっかりと折り合い、直線で鋭く追い上げ5着。ブービー人気(16番人気)から、勝ち馬ゴールドシップに0秒3差なら大健闘だ。8着ラブリーデイには0秒2先着し、重賞舞台でわたり合えることを証明した。その天皇賞・春以来の3000メートル超戦。人気が落ちそうなここを狙いたい。馬連(5)から(1)(2)(7)(11)(12)(13)

 中京11R・金鯱賞は実績十分のディサイファだ。前走の天皇賞・秋(G1)こそ8着に敗れたが、今年は重賞のみを使われ【2・1・1・2】と安定。小島太師も「走り方が良くなった。ここは条件が合うし頑張ってもらいたい」と期待を込める一戦だ。

 今回の舞台は3月の中日新聞杯でクリア済み。5F通過が61秒6というスローペースの中で、7番手からメンバー最速の脚(3F35秒3)で鮮やかな差し切り勝ち。2~4着を先行馬が占める中で破格の強さを見せた。今回のメンバー、パッションダンス(4着)ミトラ(5着)も一蹴しておりここなら確実に力上位だ。

 戦法は追い込み一手かと思いきや、8月の札幌記念(1着)では2番手からの器用なレース運び。6歳にしてまだまだ進化を止めないディサイファ。力通りならVに一番近いのはこの馬だ。馬単(1)から(2)(5)(6)(8)(10)(11)

続きを表示

2015年12月5日のニュース