【村上特別】夏バテ対策バッチリ！暑さ吹き飛ばす絶好調バリアーモ

高橋裕厩舎の緑のカーテンに実った白ゴーヤー

　【東西ドキュメント・美浦＝１８日】お盆が過ぎても、厳しい日差しが容赦なく照りつけるトレセン厩舎村。麦わら帽子をかぶった長老記者の梅崎が午後回りをしていると、緑のカーテンに覆われた厩舎棟から高橋裕師が涼しげな顔を見せた。「夏はこれに限る。葉は日よけ、実は夏バテ予防。あんたも食べるか？」。緑のカーテンにぶら下がっているのはイボ状の実。美浦で初めて目にしたゴーヤーのカーテンである。

　「春に苗を植えると、ツルがグングン伸びてくる。沖縄じゃなくても立派に育つんだ。肥料は馬フン。環境に優しい有機栽培だよ」。健胃効果もある苦味タンパク質が豊富に含まれたゴーヤーの実は厩舎スタッフにも食べさせる。「おかげでうちの連中はみんな元気さ」

　馬は苦い食べ物を敬遠するため、同厩舎の管理馬は馬房前のミストと冷風扇で夏バテ対策。「土曜新潟の村上特別に登録したバリアーモなんて、人気ないけど絶好調だよ。この馬、実はね…」。穴馬マル得情報は競馬記者の夏バテ特効薬！？