【プロキオンS】ベストウォーリア連覇!59キロも貫禄の2馬身差

[ 2015年7月13日 05:30 ]

先頭に立った後、福永がムチを落としながらも、楽々とプロキオンS連覇を達成したベストウォーリア(右)

 中京メーン「第20回プロキオンS」は、最重量59キロを背負ったベストウォーリアが連覇を達成、重賞4勝目を挙げた。

 重量59キロも何のその!ベストウォーリアが酷量を感じさせない力強い走りで連覇を飾った。内枠を生かして好位のインで脚をためた。直線スペースが開くと一気にギアチェンジして、先行勢をまとめてかわした。福永は「後ろからだと、馬に負担がかかるので好位へ。従順で乗りやすいし、スタートも良かった。イメージ通りの競馬ができました」と相棒の底力を称え、馬主の馬場幸夫氏とガッチリ握手した。

 グレード別定で過去1年の重賞勝ち馬は負担重量が重くなる。昨年の交流G1・南部杯を制したウォーリアはメンバー最重タイの負担重量だった。そのためか実績上位にもかかわらず4番人気の低評価。それをあざ笑うかのような、貫禄のパフォーマンスだった。福永は02、03年スターリングローズで連覇して以来のプロキオンS制覇。59キロでの勝利も03年スターリングローズ以来だった。

 石坂師も「お見事でした。59キロはしんどいかなと思っていた。競馬が上手だし、本当に力をつけているね」と最敬礼。今後はひと息入れ、秋は連覇を懸けた南部杯(10月12日、盛岡)から始動する。

 ◆ベストウォーリア 父マジェスティックウォーリア 母フラーテイシャスミス(母の父ミスターグリーリー)牡5歳 栗東・石坂厩舎所属 馬主・馬場幸夫氏 生産者・米国バックポンドファーム 戦績19戦8勝(うち中央14戦7勝) 総獲得賞金2億8499万円。

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2015年7月13日のニュース