【児島・マスターズC】強く美しき48歳新人 山川自慢のスタート全開

[ 2015年4月14日 05:30 ]

「伸びも悪くない」と笑顔を見せる山川

 山川美由紀がマスターズ出場とは隔世の感がある。強くて美しいイメージをとどめたまま48歳を迎えたことが、まず素晴らしい。時が流れても、山川のスタイルは不動だ。強豪男子をきりきり舞いさせてきたスタート力は、近年さらに鋭さを増している。通算2連対率、3連対率がメンバー中トップの児島水面なら期待は大きい。

 そんな山川の初日は5、6号艇での2走になる。対戦メンバーを見て「ええっ!?」と2度驚いた。1Rは3号艇に関、5号艇に西田。スタートから全く目が離せないメンバー構成。そばにいた1R1枠の日高も思わず苦笑いだ。これぞマスターズという番組に山川は組み入れられた。

 「初めてのマスターズの心境?全員の名前が分かる、というところかな。最近の女子レースでは、あの子誰だっけ、こちらは誰だっけということもありますから」。この余裕。先輩を前にして気持ちが後ろ向きになるところは一切ない。

 さあ、自慢のスタート全開か。「乗りやすかったし伸びも悪くない」とジャッジは上々だ。一昨年の日高、昨年の高橋と2年連続で女子は優出2着をマーク。3年目の正直?で女子屈指の実力者が大会に名を刻むか。

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2015年4月14日のニュース