【ＵＡＥダービー】ゴールデンバローズ３着が最高

　日本馬７頭が参戦した「ドバイ国際競走」が２８日（日本時間同日深夜）、ＵＡＥドバイのメイダン競馬場で行われた。３歳馬３頭が挑戦したＵＡＥダービーは南アフリカのムブタヒージ（牡＝デコック）が圧勝。日本馬はゴールデンバローズ（牡＝堀）が３着、タップザット（牡＝池江）５着、ディアドムス（牡＝高橋裕）は８着だった。

　レースはタップザットが逃げ、２番手ゴールデンバローズ、３番手ディアドムスと日本馬３頭が先行する形。直線はゴールデンバローズと逃げたタップザット２頭の一騎打ちになるかと思われたが、最後は初めてのメイダンのダートに苦戦。スミヨン騎乗の南アフリカ産馬ムブタヒージに外から一気にかわされた。ゴールデンバローズが３着に粘ったが、勝ち馬から８馬身以上離される完敗だった。

　騎乗したムーアは「距離が少し長かった。千六がベスト。ペースも遅くて馬が一生懸命走っていた」と振り返った。５着だったタップザットの池江師は「スタートがどうかと思ったけど、モレイラの騎乗技術ですね。ハナを叩ぐらい前に行けた」と鞍上を評価。「距離は問題なかったけどプレッシャーがきつ過ぎた」と展開を敗因に挙げた。

　８着に敗れたディアドムスの三浦は「１、２コーナーでぶつけられたのが残念。ゲートが決まって日本馬２頭の後ろでペースもきつくなかったけど…」と悔しがった。見守った高橋裕師は「ぶつけられたのが痛かったね。競馬だから仕方ない。日本に帰って、また立て直しましょう」と巻き返しを誓った。

　◇ＵＡＥダービー（Ｇ２、ダート１９００メートル、１０頭）
（１）ムブタヒージ（スミヨン）１分５８秒３５
（２）マフトゥール（ハナガン）
（３）ゴールデンバローズ（ムーア）
（５）タップザット（モレイラ）
（８）ディアドムス（三浦）