【京王杯2歳S】ロンバルディア 母の瞬発力受け継ぐ

[ 2014年11月6日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=5日】京王杯2歳Sに出走するロンバルディアの調教を見守った村松。Wコースでポッドフィズ(2歳未勝利)を6馬身追走し、しまい伸ばして5馬身突き放した。厩舎に出向くと、手綱をとった結城助手が時計が書かれた紙に見入っていた。5F69秒8~1F12秒9。「動きましたね。馬なりですがしっかり走らせました。ずいぶん乗りやすくなっています」と声を弾ませた。

 同助手は09年桜花賞(11着)に出走した母アンプレショニストも担当。「初めてクラシックに連れて行ってくれた馬。我が強くて何回も振り落とされた」と懐かしそう。その初子とあって思い入れたっぷり。「顔や体がソックリ。瞬発力は受け継ぎつつ我慢が利く」と特長を教えてくれた。「母は能力があったのに、僕が生かし切れなかった」。この一戦に懸ける思い、村松には十分過ぎるほど伝わってきた。

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2014年11月6日のニュース