【オークス】ヌーヴォレコルト“仕上がり120点”余裕の3馬身先着

[ 2014年5月22日 05:30 ]

上々の動きを見せるヌーヴォレコルト

 ヌーヴォレコルトの追い切りを見届けた斎藤師が揺るぎのない口調で言い放った。「桜花賞の仕上がりが100点なら今度は110から120点。さらに上積みがある」。報道陣にライバルを問われると、間髪入れず明快にこう答えた。「ハープスターには2戦2敗だが、向こうが末脚勝負ならこちらは末脚もあるし、前に行く脚もある。3度目で真価を問いたい」

 宿敵ハープスターに真っ向勝負を挑める満点超えの仕上がり。最終追い切りの走りからは凄みすら伝わってきた。Wコースでチャペルプリンセス(5歳500万)との併せ馬。14日の1週前追い切りで同6F79秒8の猛時計を出したとあって軽く仕掛けた程度だが、2馬身先行したパートナーを内から一瞬で突き放した。余力残しで3馬身の先着。「リラックスして走っていたし、実にいい伸びだった」と同師は語る。「距離延長?レースが上手だし、折り合いがつくので問題ない」と続けた。

 ハープスターとの差はチューリップ賞(2着)が2馬身半差、桜花賞(3着)が首+3/4馬身。その差は着実に詰まっている。「今度は長距離輸送のない東京が舞台。勝てるレースをしたい」。師の胸には打倒ハープの手応えが膨らんでいる。

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2014年5月22日のニュース