【天皇賞・春】タニノエポレット 村山師“同僚リッキーの再現を”

[ 2014年5月2日 05:30 ]

得意とする京都の長丁場で大駆けを狙うタニノエポレット

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、天皇賞・春にタニノエポレットを送り込む村山師を直撃した。

 ――タニノエポレットの最終追いは併せ馬。

 村山師 相手(ダノンレジェンド=4歳オープン)が動かなかったせいもあって、1頭で抜け出してフィニッシュ。それだけ状態がいいということだろう。

 ――前走(大阪-ハンブルクC1着)を振り返ってほしい。最内枠だった。

 コースロスなく乗れればと思っていたが、実際その通りの競馬ができたと思う。

 ――道中しっかりと折り合った。

 折り合いに関しては全く心配のない馬。だから長丁場で実績を残せているのだと思う。

 ――縦長になった馬群の、中団よりやや後ろ。

 最後は我慢比べ。きっちり差してくれたが、あの位置からよく伸びてくれた。

 ――先行しても競馬ができる。

 道中の位置取りに注文が付かない馬。器用さがある。

 ――今年3戦、1、3、1着。7歳だがますます安定してきた。

 年齢的に今後もっと良くなるのは難しいかもしれない。ただ、現時点でピークを迎えたという感じはある。

 ――今回が46戦目。これだけ使っているのに元気なのはなぜ?

 コンスタントに使っているが夏場は無理をさせていない。その分、今でもこれだけ元気に走れているのだと思う。

 ――父ダンスインザダーク。血統的な成長力もある?

 父の血かどうかは分からないが、しぶとさはある。長距離戦は歓迎だ。

 ――京都コースの成績もいい。

 そう。(谷水雄三)オーナーが京都の方というのは、たまたまかもしれないが、京都は相性がいい。3走前の万葉S(京都3000メートル=1着)も強かった。

 ――条件的には悪くない。

 いいと思う。とはいえ、今回はG1。強敵がそろっている。どこまで食い込めるか、挑戦者のつもりで臨む。

 ――今年最初のG1・フェブラリーSでも強敵相手にコパノリッキーで大穴をあけた。

 競馬は何があるか分からない。あの再現ができるよう願っている。

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