【武雄記念】荒井が4年ぶり地元記念V「ビッグレースで目立ちたい」

[ 2014年4月21日 05:30 ]

優勝し、ファンの声援に応える荒井

 競輪の武雄開設64周年記念の大楠賞争奪戦(G3)最終日は20日、佐賀県の武雄競輪場で決勝(2025メートル、5周)を行い、打鐘からかました金子に終始、好マークの荒井崇博(36=佐賀)がBS番手まくりを決めて快勝。優勝賞金325万円と4年ぶり3度目となる地元の記念タイトルを手にした。4日間の総売り上げは66億円余で目標額(63億円)を大きくクリアした。

 地元記念に懸ける荒井の強い思い。それに応えたのが金子だ。大一番の隊列は田中-内藤-金子-荒井-合志-牛山-小倉-小松崎-伏見。後方から抑えた小松崎-伏見に田中-内藤が続く。5番手の金子は打鐘からスパート。HSで出切った金子に荒井-合志がピタリ追走。8番手1角から牛山がまくるも、BSから番手まくりを放った荒井が歓喜のゴールを駆け抜けた。

 「全ては金子さんのおかげ」。通算12度目の記念Vを決めた荒井は、最高の仕事をしてくれた金子に何度も感謝した。一昨年、昨年と地元で藤木裕にVをさらわれた。それだけに喜びはひとしお。荒井は「またビッグレースで目立ちたい」と、さらなる奮起を誓った。26日から始まるG2共同通信社杯(伊東)での走りが楽しみになった。

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