高知の新人騎手・妹尾に期待

[ 2014年4月11日 05:30 ]

今春デビューの新人ジョッキーたち。後列右端が初騎乗初勝利を決めた妹尾(提供・NAR)

 【地方競馬です!!】4月といえば花見。東京ではピークは過ぎたが、競馬界では“ルーキーの開花の季節”でもある。3月31日に騎手免許を取得した騎手たちが、各地で続々とデビュー。そんな中でいきなり“満開の花”を咲かせたのが高知の妹尾浩一朗(17)。5日の高知初日1R、1番人気ヤギリエスペランサで初騎乗初勝利を達成した。

 大阪府出身。家族が競馬好きで幼い頃から騎手に興味を持った。親族にボートレース選手(妹尾忠幸)がいたこともあり、公営競技の話を聞いてプロになろうと決意した。2年間の騎手課程を振り返り「もともと凄い負けず嫌い。人との接し方など成長できたと思います。根性もついた。不安よりもレースに乗れる楽しみの方が大きいです」と目を輝かせていた。「デビュー年の目標は100勝」と大志も抱いている。

 金沢では04年以来10年ぶりの新人となる中島龍也(18)が、6日に初騎乗で連続2着。8日に10戦目で初白星を挙げた。7日デビューの藤田玄己(20=笠松)は、10日6R3着で初の馬券圏内へ。9日の船橋新人紹介式には塚本弘隆(18)が登場し、師匠・川島一師の父で元騎手の川島正師から受け継いだ勝負服をファンに披露。5月の地元開催でのデビューへ向け調教に励んでいる。フレッシュマンたちの躍動に注目だ。 (池田 裕文)

続きを表示

2014年4月11日のニュース