【桜花賞】レーヴデトワール抽選突破 一族の悲願“3度目の正直”

[ 2014年4月11日 05:30 ]

朝日を浴びて厩舎の周りを運動するレーヴデトワール

 一族悲願の桜の舞台だ。賞金900万円組による4分の2の抽選を突破して、超良血馬レーヴデトワールがゲートインにこぎつけた。松田博師はホッとした笑みを浮かべた。「ここを目標にずっとやってきたし、まあ入って良かったな。ここまで順調に来ているのが何よりだわ」

 姉2頭は桜花賞への出走がかなわなかった。6つ上の長女レーヴダムールは07年阪神JFで2着も蹄の不安で戦線離脱。3つ上のレーヴディソールは10年2歳女王に輝いたが、右前脚の骨折で桜花賞は無念の回避となった。“3度目の正直”でようやく立てた舞台への喜びは大きい。

 前走・すみれSは折り合いを欠いて4着だったが今回はマイルへの距離短縮。レースはしやすくなる。大一番に向け、仕上がりも万全だ。鍵となる馬番は「6」と決まった。「内の方が良かった。ここなら前に壁をつくって折り合える」(同師)。

 一気に追い風が吹いてきた。もともと、厩舎内ではハープスターと五分の評価を受けていた逸材。大本命馬の最大の敵は身内にいるのかもしれない。

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2014年4月11日のニュース