【尼崎・BRクラシック】金田 エース機のパワー引き出す

[ 2014年3月19日 05:30 ]

初日1着発進の金田幸子

 大輪の桜を咲かせるか!金田幸子(34=岡山)が初日2Rを逃げ切り、女子選手ただ一人の白星発進に成功した。2日目は3、11Rの2回乗り。エース28号機のパワーに不満を漏らすが、粘り強い調整で得点上積みを見込む。

 金田は2回目のSG出場。昨年末の住之江賞金王シリーズに続き、初戦で白星をゲットした。2R、インからコンマ11のトップスタートを決め先マイ。尼崎3人衆の1人、2コースの鎌田の攻めをしのいで独走態勢を築いた。今節出場している3人の女子(三浦、平山)の中で、唯一の1着発進だ。

 前検日は緊張気味。こん身のイン戦で緊張が取れたかと思いきや「掛かりは良かったが、起こしがスムーズじゃなくてスタートで緊張しました。全然出ていないんですよ。もう諦めます」と嘆き節。コンビを組む当地最高2連対率エンジンに、まだ納得いかないようだ。

 昨年8月の鳴門女子王座決定戦。10回目の出場で初優出、初優勝を飾り、一躍新ヒロインに躍り出た。今年は大みそかのG1クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)はもちろん、男女混合のSG、G1でも存在感を見せたいところ。きょう2日目の2、4枠を好走すれば予選突破の可能性がグッと高まる。

 当地は最近5節で3優出と好相性。「本気で諦めているわけじゃない。ペラ、ペラ」と好素性機のパワーを引き出す腹づもりだ。昨年は平山が当地で14年ぶりの男女混合G1制覇を達成したが、今年は金田があっと驚かせる番だ。

 2回乗りで好スタートを切ったのは2連対の白井。バランス型でまずまずの気配。実績機の太田のほか、松井、浜野谷、石渡、井口、岡村の動きも悪くなさそうだ。

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2014年3月19日のニュース