【きさらぎ賞】和田 バンドワゴンの“運転”はハラハラドキドキ

[ 2014年2月7日 05:30 ]

和田竜二騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、きさらぎ賞(9日、京都)でバンドワゴンに騎乗する和田竜二騎手を直撃した。

 ――バンドワゴンの調教はノータッチ?

 和田騎手 以前、持っていかれてしまったことがあったので、それからは厩舎スタッフに任せている。

 ――メンコをしているし気性的に激しい面がある?

 そう。イレ込むし、競馬でも暴走しないで抑えられるのか少々心配なところはある。

 ――とはいえ、デビュー2戦は見た目よりもスローでの逃げ。

 2戦とも逃げる形になっているが、あくまでも自分のリズムを崩さないように走らせているだけ。

 ――実際、スタートからダッシュしている感じではない。

 そう。正直、スタート自体はそれほど速いわけではない。ただ、気性的なものと完歩の大きさでハナへ行く形になっている。

 ――後ろ脚の踏み込みが大きい感じだ。

 はい。後駆の1完歩が深すぎるくらい。今まで僕が乗ったことのない走りをするタイプの馬。

 ――逃げなくても競馬はできそう?

 他馬に合わせて無理にゆっくり走らせる気はない。ただ、自分のリズムさえ崩さずに走れれば、位置取りはどこでも大丈夫だと思う。

 ――競られた場合の心配はない?

 そればかりは何とも言えない。正直、僕自身まだ把握し切れていない部分がある。でも、だからといって悲観しているわけではない。そういう形になっても大丈夫と信じて乗るだけ。

 ――久々に個性派が出てきたという感じだ。

 乗っている側は折り合いだの何だのとハラハラだが、見ている分には面白い競馬をするタイプでは。個性を殺さず、なおかつ結果を出せるように乗りたい。

 ――自身も昨年勝ったレースで験がいい。

 昨年(タマモベストプレイ)とは全く違うタイプの馬だが、結果は同じといきたいね。

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2014年2月7日のニュース