【小倉新馬戦】370キロの良血おチビちゃん、モンシェル

[ 2014年2月5日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=4日】みぞれまじりの極寒。春から冬の突然の逆戻りに小田は体を震わせていた。こんな時は、人と寄り添って暖を取るに限る。速攻で畠山吉師の取材の輪へ。話題は新馬戦。前2週連続で除外に遭ったモンシェル(牝=父ストーミングホーム)は10年菊花賞馬ビッグウィークの半妹。

 「カイバ食いが細くて、気性も繊細。なかなか大きくならなくて…。現時点で370キロ台。私もこれだけ小さな馬を預かったのは初めて」と指揮官。小田は実物を見たかったが、8日小倉の新馬戦(芝1200メートル)を目指し、既に小倉競馬場入りしているとのこと。「直前輸送を避け、滞在した方がいいと思って」と師は繊細な配慮を明かした。

 JRAの最低体重V記録は350キロ(ジャンヌダルク=72年9月小倉)。いったい、どんな数字で出てくるのか!?小田は鬼デスクに小倉出張を直訴しようと思ったが“やぶへび”は明白。当日、東京競馬場記者席でのテレビ応援を決め込んでいた。

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2014年2月5日のニュース