競馬学校卒業式 木幡長男3月デビュー、父子対決「負けられない」

[ 2014年2月5日 05:30 ]

木幡(右)は、卒業した長男初也君の頭をなでる

 JRA競馬学校騎手課程30期生の卒業式が4日、千葉県白井の同校で行われた。木幡初広騎手(48)の長男・初也君(18)ら6人が卒業証書を受け取り、3月のデビューへ胸を膨らませた。

 木幡初也君は物心がついた時には騎手になろうと決めていたという。式の前に行われた模擬レースでは5着、9戦で争ったシリーズでは3位だったが騎乗技術が優秀な生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞し「記憶にも記録にも残る、世界で活躍できるジョッキーになりたい」と抱負を語った。

 息子の晴れ姿を見守った木幡は「無事に卒業できてホッとしている。こちらもまだ負けられない。自分より勝ち鞍を伸ばせるジョッキーになって欲しい」とエールを送った。次男・巧也君は現在競馬学校2年生、三男・育也君も今年同校に入学予定。「(三男がデビューを迎える)17年まで頑張らないと」と意気込んだ。

 石川君は「凱旋門賞を必ず獲る」、井上君は号泣しながら「勝ち星で恩返しをしたい」、松若君は「不安もあるがワクワクしている」、義君は「一流の騎手を目指す」と、それぞれ活躍を誓った。6人は6日発表の騎手免許試験に合格すれば、17日の免許交付式を経て3月からデビューすることになる。

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2014年2月5日のニュース