【ジャパンC】ムーア「力を信じて」ジェンティルを復活Vへ

[ 2013年11月24日 16:51 ]

<ジャパンC>表彰式の最後に金色のテープが舞った

 最強牝馬ジェンティルドンナを史上初のジャパンC連覇に導いたのはイギリスの名手ライアン・ムーア(30)だった。

 今年はドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着、天皇賞・秋2着と惜しくも勝ちに恵まれていなかった女王の復活。手綱を取ったイギリス人騎手は「この馬に乗せてもらえたことは光栄だし、幸運なこと」と敬意を表し、端正なマスクをほころばせた。

 これまで主戦だった岩田がヴィルシーナに騎乗したために乗り替わり。何度もビデオでジェンティルの過去のレースを見たというムーアは「強い馬を相手に常に結果を出してきた。彼女(ジェンテイルドンナ)の力を信じて乗った」。

 有力な逃げ馬不在で、エイシンフラッシュが先行する予想外の展開。スローペースで最後の上がり勝負の競馬となったが、直線で抜け出したジェンテイルドンナはゴール前にデニムアンドルビーに鼻差まで迫られながらも押し切った。ムーアは「予定より早く前にいってしまったが、彼女が頑張ってよく走ってくれた」と初騎乗となった“相棒”を称えていた。

 ▼石坂正調教師の話 ジャパンカップを連覇したことで最強馬の一頭であることを示せたと思う。ムーア騎手にはリラックスさせてくれ、それでOKだと話した。何とか(馬を)なだめてゴールまでもたせてくれた。

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