【菊花賞】サトノノブレス胸張る2着 岩田笑顔で「完璧に乗れた」

[ 2013年10月21日 06:00 ]

 死力を尽くした186秒間。銀メダルに終わったサトノノブレスの岩田の顔には笑みさえ浮かんでいた。

 「完璧に乗れたけど…」 好スタートから2周目向正面ではいつの間にか、6番手インへ。最終4コーナーで2番手を行くエピファネイアを完全に視界に入れた。しかし、残り1F。すぐ前のエピファに一瞬で置かれた。逃げ粘るバンデを首差かわしての2着まで。

 「この馬のリズムで最高の展開。ラチ沿いもうまく使えた。3コーナーでも馬の気持ちが強いから、うまくさばけた。でも勝ち馬はあまりにスムーズだった」。悠々と5馬身前でゴールした勝者を素直に称えた。

 前走・神戸新聞杯3着でギリギリ出走権を確保したが、1000万の身。胸を張れる力走だ。「まだまだ良くなる。馬が強くなっている」と岩田は目を輝かせた。“池江軍団”にまたも出現した3歳成長株。エピファネイア、キズナなど同期ライバルに迫る瞬間は、遠い日ではないはずだ。

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2013年10月21日のニュース