【菊花賞】エピファネイア折り合いクリア“自分との戦い”に勝つ

[ 2013年10月15日 06:00 ]

 エピファネイアは変わった。有り余る闘争心を抑えるのに苦労した春とは、別馬のようだ。月曜朝はCWコースで単走追い。気負った面はなく、スムーズそのもの。外ラチ沿いをゆったりと駆け抜け、ラスト1F12秒0と上々の伸びを見せた(4Fは54秒7)。

 「いい動きをしていましたね。ゆったり落ち着いていた。大事なのは折り合いと反応。うまくクリアしてくれた」と角居師も納得の表情を浮かべた。

 秋初戦の最終追い切りから舌をしばって、よりコントロールが利くように工夫。陣営の試行錯誤がかみ合った結果、神戸新聞杯の人馬一体の走りにつながった。主戦の福永は「能力は抜けている。スタミナ面は問題ないし、いかに前半の2000メートルをリラックスして行けるか。最初の2分間でいい。折り合いがつけば、あとは大丈夫」とポイントを挙げた。全体の3分の2だけ、“自分との戦い”を制すれば、悲願のG1制覇が待っている。

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2013年10月15日のニュース