【船橋・オートレースＧＰ】永井　白星発進でＳＧ３連覇へ！

地元ファンの期待に応えたい永井大介

　船橋オートのＳＧ「第１７回オートレースグランプリ」（優勝賞金１５００万円＝副賞を含む）は、１２日に開幕する。初日最終１２Ｒ「ベイサイドオープン（選抜予選）」に大外８枠で登場する永井大介（３６＝船橋）は２月・船橋全日本選抜、４月・飯塚オールスターに続くＳＧ３連覇に挑戦。勢いに乗るためにも、まずは展開に関係なく底力の違いを見せつけて地元ファンの期待に応える。

　記録的な猛暑を記録した今年の夏はそろそろ終わりを告げそうだが、オート界は永井のＳＧ３連覇に注目が集まり熱気を帯びそうだ。地元で開催されるＳＧというこれ以上ない大舞台を控え、エンジンは準備万端と思われたが、永井の第一声は「全体的に物足りない」と渋い表情だった。

　「前々節の地元一般戦は優出（７着）したけど良くなかったし、前節（浜松一般戦）は下周りを扱ってオーバーホールしたけど変わらなかった」と手詰まり感が充満する悪いムードの打破に苦悩している様子。それでも「諦めずにセッティングで調整していきたい」と言うまでもなく気合は十分。これまで数々の修羅場や苦難を乗り越えてＳＧ１０Ｖという輝かしい実績を積み上げてきた永井が、自身２回目（０８年１２月川口スーパースター、０９年２月船橋全日本選抜、同４月飯塚オールスター）となるＳＧ３連覇の偉業への第一歩を力強く踏み出す。

　今シリーズは勝ち上がり制が採用されている。選考上位３２人が激突する９～１２Ｒ「ベイサイドオープン（選抜予選）」をメーンに、１～８Ｒは「一次予選」として争われる。初日１～８Ｒ各１、２位１６人と、同９～１２Ｒ１～４位１６人の計３２人が、あす２日目９～１２Ｒ「特別予選」に進出。初日１～８Ｒ３、４位１６人と、同９～１２Ｒ５～８位１６人の計３２人が、あす２日目５～８Ｒ「二次予選Ａ」へ。初日１～８Ｒ５～８位３２人が、あす２日目１～４Ｒ「二次予選Ｂ」へそれぞれ進む。