【セントウルS】無敵のロードカナロア 内臓まで強くなった!

[ 2013年9月3日 06:00 ]

秋初戦から仕上がり上々のロードカナロア

 阪神開幕を飾るのはスプリンターズSの最重要ステップレース「第27回セントウルS」(8日)。スプリント界にとどまらず、安田記念を制してマイル界をも制圧したロードカナロア。当初は始動戦にスプリンターズSを予定していたが、8月中旬になってセントウルSを挟むことが決まった。ローテーション変更の理由は何だったのか。調教パートナーの安田翔助手が説明した。

【セントウルS】

  「夏を上手に過ごせたことが大きいですね。去年は北海道から帰ってきてからもなかなか状態が上昇しなかったんですが、今年は1回やるごとに気持ちが乗ってきました。ここを使った方がスプリンターズSをよりいい状態で行けると判断しました」

 昨年は北海道から栗東まで輸送すると発熱するなど体質の弱さがあったが、今年は元気いっぱい。「内臓が強くなったのかもしれないし、餌を工夫したことが良かったのかもしれません」と満足げに口にする。

 もちろんターゲットは先にある。この秋のローテーションで決定済みなのは次走のスプリンターズSまで。

 「ここはあくまでスプリンターズSでいい結果を出すための前哨戦だと思っています。もちろん、夏に使ってきた馬との差が出るだろうと言うのはあります。ただ、その中でも結果が求められることは自覚しています」

 1週前には坂路で4F51秒1。1日にも同じく4F54秒1をマークした。「日曜日に乗って、1週前より良くなっているなと感じました。前哨戦として納得できる状態になると思います」と安田翔助手。歴史に名を残す名スプリンターとして、その名にふさわしい走りを見せてくれるはずだ。

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2013年9月3日のニュース