【北九州記念】サドンストーム 重賞初Vへ坂路単走で切れ味

[ 2013年8月15日 06:00 ]

国分優を背に上々の切れを見せたサドンストーム

 小倉が舞台の「第48回北九州記念」(18日)追い切りは14日行われ、末脚自慢のサドンストームが坂路単走で素晴らしい切れ味、重賞初制覇の絶好機を迎えた。

 呼吸の合ったコンビ愛が伝わってきた。サドンストームは国分優を背に坂路に登場。レースで騎乗するのは新馬戦(2着)以来となるが、調教では普段からまたがってきた。馬のリズムを乱すことなく軽快に飛ばす。残り200メートルからは巧みなステッキさばきを披露。右ムチ→見せムチのコンビネーションを5回繰り返した。最後まで気を抜くことなく真一文字に駆け上がり、ラスト1Fは12秒0。

 極上の切れ味に鞍上も驚きを隠せない。「以前はもたれる面があり(体が)伸びきるところがあった。それでしまいは掛かっていたが、12秒0でまとめられたし成長を感じた」と鞍上。

 重賞でもメンバー上位の末脚を繰り出してきた切れ者。前走のCBC賞(3着)も上がり3F32秒9の最速をマークした。だがゲートに課題があるため、後方一気の競馬で差し届かないレースが続く。今回は弱点克服に向け、ゲート練習を取り入れた。西浦助手は「ゲート内を通過させて駐立することができた。進歩している」と特訓の効果を口にする。人馬ともに重賞初制覇の好機到来。国分優は「うまいことゲートを出してリズムに乗りたい。いいチャンスをいただいたし頑張りたい」と目を輝かせた。

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2013年8月15日のニュース