【若松・オーシャンC】スタート巧者・山田 逆転突破だ

[ 2013年7月26日 06:00 ]

4日目10R、1着勝負駆けに気合十分の山田

 若松のナイターSG「第18回オーシャンC」は26日、予選最終日となる4日目を迎える。東京支部が全国に誇るスタート巧者・山田哲也(30=千葉)は、3日目終了時点で得点率26位タイ。準優進出のボーダーを6・00と想定すると、10Rが1着条件の勝負駆けとなる。舟足は中堅級だがS力は最上位。気合のスリット攻勢で、準優切符をつかみ取る構えだ。なお、服部幸男は発熱による体調不良のため3日目11Rを欠場、途中帰郷となった。

 活躍する同期たちに負けてはいられない。山田が1着条件の勝負駆けに挑む。ここまで4戦1勝。26位の得点率と同じく、仕上がりも中堅クラスだ。しかし、さすがは全国No・1のスタート巧者。今節も平均STコンマ11と決まっている。「(3日目4Rは)風を読み違えて遅れたが、タイミングが遅いのは分かっていた。スタートは勘通りに行けている」と振り返った。「どちらかというと出足型だけど伸びも普通はある」と、舟足も決して悪くはない。2枠で臨む4日目10Rでも、好勝負を演じられる下地は整っている。

 今月上旬の江戸川周年で岡村仁がG1初Vを飾り、今シリーズでは峰が得点率で浜野谷と共にトップに立っている。ただ、好調な同期とは対照的に山田は現在A2級。今年後半のSGに出場できるかは今節の成績次第だ。「SGに95期が2人では物足りない。3人そろって出場したい。賞金を稼ぐためにも、ここで結果を残しておきたい」。4日目の1走は今後の出場レースを決める重要な一戦。自慢のS力を生かして、逆転予選突破を狙う。

 得点上位勢では、やはりエース機とコンビを組む浜野谷の伸びが際立つ。峰も出足中心に仕上がりは良好だ。3位以下の松井、秋山、茅原、吉川、森高、白井らも総じて水準以上の舟足を引き出しており、今節は機力がそのまま成績につながる傾向にある。19位以下では毒島、西村、瓜生が伸び中心に好気配。4日目にポイントを上乗せさせてくる可能性は高い。

続きを表示

2013年7月26日のニュース