「JRAの戸崎」さあ出陣 中山で10鞍騎乗「まず1つ勝ちたい」

[ 2013年3月2日 06:00 ]

美浦トレセンで初調教を行った戸崎

 3月1日早朝。この日から正式にJRA所属となった戸崎は美浦トレセンに姿を見せた。所属する田島俊厩舎のジャンパーを着込み、トレセン内で騎手であることを示す青いヘルメットの頭頂部には赤いぼんぼり。前日まで慣れ親しんだ地方の勝負服と同じカラーに「大井魂」を込めた。

 JRA騎手としての初仕事は調教騎乗。弥生賞で騎乗するサトノネプチューンの感触を北の角馬場で確かめ、南馬場に移動しWコースと坂路で1頭ずつ、計3頭の調教をつけた。サトノについては「テンションが高いと聞いていたがリラックスしていた」と笑顔だ。

 美浦で調教に騎乗するのは初めて。「広くて静か」が第一印象。「大井は高速道路が近くてうるさいし馬場も1つしかない。美浦はコースもたくさんあるし、まずは道順を覚えなくては」。運動中に併走した調教師からは来週の調教を依頼されるなど早くもオファーが殺到。来週はフィリーズレビューで騎乗するサウンドリアーナの調教に騎乗するため栗東に赴く。「いろいろと声をかけてもらい、中央に来た実感が湧いてきた。まずは1つ勝ちたい」

 JRAデビュー初日の2日は中山で10鞍に騎乗。午前10時10分の1Rで騎手人生第2章のゲートインを迎える。

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2013年3月2日のニュース