【有馬記念】グランプリVへ視界良好!ゴールドシップ本命

[ 2012年12月18日 06:00 ]

V候補馬本命はゴールドシップ

 オルフェーヴル、ジェンティルドンナの牡牝3冠馬2頭は回避したものの、現役屈指の強豪がそろって高レベルな混戦。過去10年の優勝馬からV候補を探す。

 (1)若さが大事 優勝馬の年齢は3歳=3頭、4歳=6頭、5歳=1頭。6歳以上は未勝利で、V候補は3~5歳に限定される。宝塚記念Vの7歳馬アーネストリーなど3頭は苦戦。

 (2)使い過ぎは禁物 シーズン最後の大一番とあって消耗度も重要なポイント。優勝馬10頭は全て8月以降の出走数が2~3戦だった。金鯱賞Vで勢いに乗るオーシャンブルーだが、8月以降5戦しているのは大きなネックで脱落。

 (3)G1実績 さすがグランプリ。極めてハイレベルな実績が要求される。優勝馬10頭中8頭は芝2000メートル以上のG1優勝馬で、05年1着ハーツクライもG1で2着3回の実績があった。勢いだけでは通用せず、最低でもG1連対は必要。アルゼンチン共和国杯Vから挑むルルーシュ、BCターフで4着に健闘したトレイルブレイザーなど5頭がここで消える。

 (4)臨戦過程 対象10頭の前走はジャパンCが6頭、天皇賞・秋が3頭、菊花賞が1頭。この3レースからしか優勝馬は出ておらず、別路戦は連下まで。天皇賞・秋から直行した3頭は15、2、6着からの巻き返しで着順不問だが、ジャパンC組の6頭は全て3着以内。菊花賞組はVが条件になる。ジャパンC4着ダークシャドウなど、ここでさらに5頭が圏外へ。

 (5)コース実績 残った2頭の明暗を分けたのは中山での戦績だ。対象10頭中8頭は中山芝で2勝以上しており、残る2頭は【0002】の05年ハーツクライと【0100】の08年ダイワスカーレット。2勝未満の場合は出走自体が2回以内と少なく、かつG1で複数の連対という高い実績が必要になる。中山芝【1012】のルーラーシップがわずかに後退した。

 ☆結論 全ての項目をクリアしたのはゴールドシップ。中山芝【1000】の2冠馬ならコース実績もOK。3つ目のG1タイトル奪取へ視界は良好だ。

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2012年12月18日のニュース