【朝日杯FS】コディーノまさか2着… ノリ「すみません」

[ 2012年12月17日 06:00 ]

2着に敗れたコディーノと苦笑いの藤沢和調教師(右)

 コディーノが直線坂上で粘るロゴタイプを急追する。横山典のステッキに応えて半馬身差まで迫った。だが、そこからもどかしいほど差が詰まらない。最後は脚色が同じになって2着ゴール。単勝1・3倍、断然人気を背負って挑んだ無敗2歳王者のタイトルにわずか首差及ばなかった。

 「頑張ったけど、すみません。負けてしまった」。ゴールの直後、優勝したデムーロが馬上から求めてきた握手に応じることなく、表情をこわばらせて引き揚げてきた同騎手。「これが競馬。テンションが高かったけど、いつものことだから…。まだ2歳馬だし、これで終わったわけではない」と悔しさを押し殺すように語った。

 道中、5番手のインで折り合いもスムーズ。唯一の誤算は3コーナーだった。馬群でごちゃついた内を避けて外へ持ち出した瞬間に引っ掛かり、すさまじい勢いで先行集団に並びかけていこうとした。藤沢和師は「ずっとインにいるわけにはいかないが、外に出したら思っていた以上に反応してしまった。それでも差を詰めているんだが…」と振り返った。18日にノーザンファーム天栄(福島県)へ放牧。弥生賞(3月3日)かスプリングS(3月17日)で始動し、雪辱を期すことになる。

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2012年12月17日のニュース