【BCターフ】ブレイザー4着…武豊「勝てる展開だった」

[ 2012年11月5日 06:00 ]

米国競馬のBCターフで4着に終わり、引き揚げるトレイルブレイザーと武豊騎手

 米G1・BCターフが3日(日本時間4日早朝)、ロサンゼルス近郊のサンタアニタ競馬場(芝2400メートル)で行われ、日本から挑戦したトレイルブレイザー(牡5=池江)は4着に敗れた。勝ったのは地元米国のリトルマイク(セン5)。

 縦長の展開を5番手で追走したトレイル。3~4角の中間地点からスパートし、直線入り口では先頭を行くリトルマイクに並びかけたが、見せ場はそこまで。直線は伸びを欠き、勝ち馬から約2馬身遅れの4着に終わった。「勝てる展開だったが…」と唇をかんだ武豊。池江師は「2、3着狙いではなくジョッキーが勝負してくれた結果。ヨシッと思ったよ」と鞍上をねぎらった。

 池江師と武豊は小、中学校の同級生。幼なじみのコンビで挑んだ米G1制覇の夢は散った。武豊は「あそこまでいったら勝ちたかった。相手が強かった。悔いがないわけではないが、馬は力を出し切ったと思う」と肩を落とした。だが、指揮官は前を向く。「今はすがすがしい気持ち。またチャレンジしたい。機会を与えてもらったオーナーに報いるためにも、来年はG1馬として、ここに帰ってきたい」と力強く言い切った。

 帰国後のプランは未定だが、暮れのグランプリ有馬記念(12月23日、中山)への出走も視野に入っている。来秋の再挑戦への道のりは、もう始まっている。

 勝ったリトルマイクは8月のアーリントンミリオンに次いで今年G1・3勝目。JRAはジャパンC(25日、東京)への招致活動を行っており、参戦の可能性もある。

 またBCクラシック(ダート約2000メートル)は5番人気フォートラーンド(牡4=米)が逃げ切った。

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