【新潟２歳Ｓ】カラフル　体質改善で脚色圧倒

【新潟２歳Ｓ】スイートドーナッツと併せて追い切られるカラフルブラッサム（左）

　今年の新潟２歳Ｓで幅を利かすのは関西馬。カラフルブラッサムがＣＷコースを余力たっぷりに駆け抜けた。スイートドーナッツ（２歳オープン）を追走。直線を向いて内から並び、軽く気合を付けられると手応えよく伸びた。ゴールでは併入だったが脚色は圧倒。同じ相手に１馬身遅れた１週前追いとは素軽さが違った。

　騎乗した久保田助手の感触がいい。「今週の方が走るフォームが良かった。追い切った後も息が全然切れなかった」。デビュー戦が鮮やかな差し切りＶ。出は遅かったが、じっくり脚をため、最速の上がり（３５秒０）で突き抜けた。「乗り味がいいし動きにバネがある。しまいは絶対伸びると思っていた」と同助手。余裕残しで送り出したとあって、使っての上積みも十分に見込める。

　「新馬戦の前はカイバ食いが良くなかったが今はいい。馬体重は変わらないが中身が変わった」。余分な脂肪が抜け、筋肉質の体つきになっていると言うこと。アスリート体質になり、前走以上の脚が使えそうだ。「直線が長くて広い新潟は合うはず。落ち着きがあって手が掛からず、輸送も大丈夫」。重賞を手にするイメージは既に出来上がっている。