【フェニックス賞】小倉王・坂口厩舎の逆襲始まる

[ 2012年8月8日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=7日】毎年、夏の小倉に力を入れている坂口厩舎。一昨年はリーディング、昨年も4勝、2着4回で5位と活躍した。ところが、今年はどうしたことか。2週が過ぎて、まだ勝ち星がない。調教スタンドから厩舎に戻る坂口師を見かけ、坂田はその話題を振った。

 「先週は小倉に10頭も出したが3着(土曜2R=エイシンビーム)が最高だった。どうもうまくいかんね」。苦笑いを浮かべたが、もちろん、このままでいる気はサラサラない。「この馬で流れを変えたい」と指揮官が力を込めたのがフェニックス賞に出走予定のエーシンセノーテだ。「小柄だが、いいスピードがある。短いところなら、かなりやれると思う」。母セントルイスガールは05年小倉2歳Sで鼻差2着(勝ち馬アルーリングボイス)。小倉と縁が深い血統だ。坂口厩舎の逆襲が、ここから始まると坂田は予感した。

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2012年8月8日のニュース