【函館2歳S】シーギリヤ“道営新兵器”で12秒5

[ 2012年7月12日 06:00 ]

<函館2歳S>シーギリヤガールは門別坂路で併せ馬

 道営所属のシーギリヤガールは門別競馬場の坂路コースで追い切り、併走パートナーに1馬身半の先着。3F38秒4~1F12秒5と活気あふれる動きだった。「息の入りが良かったし、栄冠賞(前走)より仕上がっている」と手綱を取った五十嵐冬。初芝だが「背中の感触や跳びから芝1200メートルがベスト」と感触をつかんだ。自身にとって09年有馬記念コスモバルク(10着)以来のJRA重賞挑戦。「久しぶりの中央重賞。楽しみを持って乗りたい」とレースを心待ちにしている。

 ▽門別の屋内坂路 冬季も効率良く調教を行う狙いで、今年3月末に完成。5月14日に供用開始。全長900メートル(タイム計測距離は600メートル)のウッドチップコースで高低差は21メートル。美浦の坂路(全長1200メートルで高低差18メートル)と比べ、傾斜はきつい。シーギリヤガールの斉藤正師は「最初はチップに滑る馬も多かったが、ようやく馬場がなじんできた。コースの使い方も分かってきたし効果が期待できる」と説明。

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2012年7月12日のニュース