【函館記念】マイネルスターリー　鋭く１２秒２

＜函館記念＞ダートコース単走で追い切ったマイネルスターリー

　一昨年の勝ち馬マイネルスターリーはダートコースで単走。直線を向いて川須がゴーサインを出すと、すぐ反応してラスト１Ｆ１２秒２をマークした。「気がいい馬なので、やればいくらでも時計は出る」と前置きしつつ、鞍上は好感触をアピールした。「直線の手応えを確かめたかった。ステッキを抜いたが入れてはいない。我慢できていたし、いい動きだった」

　昨年の巴賞優勝後、馬券圏内に入れないレースが続いたが、前走のエプソムＣで１５番人気３着と復調ムード。加用師は「人気はなかったが、あれくらいは走れると思っていた」と振り返った。「力がある馬。洋芝は合うし、傷んでいない馬場もこの馬にはいい」と自信ありげだ。過去８勝のうち７勝を北海道開催で挙げてきた屈指の洋芝巧者。４コーナーで果敢に先頭に立った前走のような奇襲が決まれば、２年ぶりの頂点も夢ではない。