【新潟新馬戦】“黒いダイヤモンド”初陣見逃すな

[ 2012年7月11日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=10日】大半の調教師がノーザンホースパークで開催されたセレクトセールに出向き、いつになく閑散とした調教スタンド。松岡は全休日明けの調整を終え厩舎に引き揚げる青毛の2歳馬をまぶしそうに見つめていた。「この馬、今週、僕の騎乗でデビューするんですけど、おそらく楽勝しますよ。暮れのG1を意識している馬ですから」。こんな言葉に、ベテラン記者の梅崎は思わず双眼鏡を青毛に向けた。

 ゼッケン番号204…ネロディアマンテ(牝=相沢、父シンボリクリスエス)。イタリア語で“黒いダイヤモンド”と名付けられたこの漆黒の新馬は目測で馬体重480キロ。牝馬とは思えない雄大な馬格である。「凄い乗り味で、スピード、瞬発力とも抜群です。適距離はマイル前後。こんなに素質のある2歳はめったにいませんよ」。松岡が絶賛する黒いダイヤモンドは14日の新潟5R新馬戦(芝1400メートル)でどんな輝きを見せるか。

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2012年7月11日のニュース