【高松宮記念】いきなり頂点へ…ウイッシュ新装仕上げ

[ 2012年3月23日 06:00 ]

<高松宮記念>アグネスウイッシュはCWコースを力強く駆け、大金星を狙う

 春の短距離頂上決戦「第42回高松宮記念」の木曜追いでは、上がり馬アグネスウイッシュが迫力ある動きで好調をアピールした。安田厩舎の4頭出しがクローズアップされているが、名手・武豊が操る伏兵も見逃せない。同レースは23日、枠順が確定する。

 新星とまではいかないが、惑星という呼び方がぴったり。準オープンの山城Sを勝ってG1に初挑戦するアグネスウイッシュ。最終追いはCWでの単走。向正面から徐々にピッチを上げていく。外ラチいっぱいのコーナリングで負荷をかけて直線へ。ゴール前はびっしりと追われ、力強い脚さばきで駆け抜けた。

 「この馬にしては長めの距離から追ったが、動きは良かったと思う」と手綱を取った影山助手は納得の表情で振り返る。「半マイル(4F)からの追い切りだと、直線も一気に行く感じ。きょうは延ばした分、いつもより反応が鈍い感じがしたので最後はしっかり追ったが、自分の感覚より速い時計(1F12秒3)だった。真っすぐ走っていたし、ラストまでしっかり動けていた」

 目の覚めるような後方一気の追い込みが真骨頂。特に近3走はメンバー中最速となる3F33秒台の切れ味を連発し、一気にオープンまで出世した。昨秋は末脚不発で低迷したが、夏に480キロ台まで減らした体重がなかなか回復しなかったのが要因の一つ。「ずっと使っているし、今思えば疲れがあった」と影山助手。それでも実戦を消化しながら体重を戻し、デビュー時の500キロ台に乗った3走前から末脚が爆発するようになった。「いい状態だからああいう脚が使える。インパクトのある走りだった」。能力をフルに発揮できる肉体が整った証拠だ。

 新装された中京芝コースの直線は旧来の314メートルから412・5メートルへ、約100メートル延長された。「こういう脚質なので直線が延びるのは大歓迎。左回りも新潟で2回使った時(共に3着)に伸びていたので心配していない。(武)豊さんに続けて乗ってもらえるのも心強い」と締めくくった影山助手。名手が自慢の末脚をどこまで引き出すか。ゴール前の動向から目が離せない。

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2012年3月23日のニュース