被災地いわき平競輪場で黙とう…犠牲者の冥福を祈る

[ 2012年3月12日 06:00 ]

9R発走前の午後2時46分、いわき平競輪場バンク内で黙とうする選手と関係者

 被災地にあるいわき平競輪場(福島県いわき市)では11日、参加選手と関係者が午後2時46分から1分間の黙とうを行い、犠牲者の冥福を祈った。

 地震発生当時、同競輪はF2開催の前検日。参加選手の1人だった渡辺正範(59=福島)は「後輩の車に乗せてもらい、急いで自宅に帰った。練習場所だった新舞子(いわき市)は津波被害に遭ったけど、街道も復旧しているし、そろそろ走り慣れたコースに戻りたい」と話した。いわき市公営競技事務所の小泉幸治所長は「全国の皆さんの協力のおかげで(昨年6月に)競輪を再開することができた。無事に開催できることが何より。いわきから元気を発信していきたい」と語った。

続きを表示

2012年3月12日のニュース