【東京新聞杯】連覇へ!スマイル6F82秒7

[ 2012年2月2日 06:00 ]

<東京新聞杯>スマイルジャック(右)はプロスペラスマムと併せ追い切る

 史上初の東京新聞杯連覇へ、7歳馬スマイルジャックが態勢を整えた。Wコースでプロスペラスマム(5歳1000万)を大きく追走。直線はいっぱいに追われ半馬身ほど遅れたが、首をグッと下げた重心の低い走りで気配は悪くない。タイムは6F82秒7~1F13秒5。小桧山師は「最近はちょっとズブいからね。それを年をとったと思うか、どうとるかだけど、最初からここ目標で中間も順調。元気も良さそうだよ」と前向きに話した。

 昨秋の2戦は2桁着順に終わったが、当時はポリトラックでの最終追い。今回は以前のWコースに戻した。師は「どこでやるのがいいのかは結果を見ないと分からないけど、何の心配もないからWコースでやれる」と説明。慣れたコースでバリバリやれているのは好材料だ。

 3歳秋からマイル路線に照準を定め、東京新聞杯は4年連続での出走。東京マイル7戦、安田記念2年連続3着の経験値は今回のメンバーでは頭ひとつ抜けている。連覇への意気込みについて師は「控えめにしておいた方がいいでしょう。年ですから」と慎重な口ぶりだったが、テン乗りとなる横山典の手腕には大きな期待を寄せる。「ノリが乗って新しい面を出してくれれば。カンパニーのようにひと花咲かせてやってほしい」。横山典とのコンビで8歳秋に天皇賞とマイルCSを制した、かつてのライバルを引き合いに出したのは、この馬もまだまだやれるという思いの表れだ。冬の府中で新たな“円熟コンビ”が誕生するか。

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2012年2月2日のニュース