【平安S】期待膨らむ田辺とタガノロックオン

[ 2012年1月20日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=19日】松田博厩舎の洗い場前、トレーナーは「コーヒーでも飲む?」と井上のために温かい缶コーヒーを持ってきてくれた。気温は0度。胃袋にしみた。平安Sのタガノロックオンの気配がいい。放牧明けの中山・師走Sは10キロ増で太く映ったが、田辺を背に経済コースをうまく立ち回り首差V。「太いんでアカンかと思ったけど、よう勝ってくれた」と松田博師。まだ4歳で5勝目の前走がオープン初勝利。着実に進化を遂げている。

 「引っ掛かったりしていたけど今はだいぶ良くなった。芝と五分五分(の起用)だったけど、ダート馬の体になってきたね」

 追い切りの動きは2週続けて目を引くもの。「体が締まってきた。相手なりに走るし田辺との相性もいい」。デビュー10年目の昨年、88勝で関東3位(全国7位)、年間ホープ賞を受賞。伸長著しい鞍上で重賞初奪取の期待が膨らむ。

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2012年1月20日のニュース