【朝日杯FS】トウケイ“睡眠療法”で体力強化

[ 2011年12月13日 06:00 ]

<朝日杯FS>体質強化で駒を進めてきたトウケイヘイロー

 全休日、トウケイヘイローは馬房で悠然とたたずんでいた。毛ヅヤはさえ、顔つきも精かん。宮下助手も目を細めた。「入ってきた時から追い切るごとにレースごとに成長している。体にも幅が出た」。前走・くるみ賞はレコードV。2着レオアクティブがその後、京王杯2歳Sを制したのだから価値がある。

 「最初は強めの調教のたびに、1日中寝ていた。体ができてくると寝ることが少なくなった。自分で自分をコントロールできる」。入厩当初は体力、筋力共に未熟。調教後の疲労も大きい。だが自分で疲れを抜く方法を知っていた。まさに寝る子は育つ。体力の強化が結果とリンクしている。中山コースは前々走のカンナS3着で経験済み。当時は流れの速い1200メートル戦とあってためての末脚勝負。直線鋭く伸び、上がり3Fはメンバー最速だった。そして前走は好位から抜け出す競馬。上げ潮ムードでG1舞台に臨む。

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2011年12月13日のニュース