【札幌記念】ジョーダン、福永と快時計12秒6

[ 2011年8月19日 06:00 ]

ダートコースで追い切るトーセンジョーダン(左)

 「第47回札幌記念」の木曜追いが18日、札幌競馬場で行われた。重賞2勝馬トーセンジョーダンが、初コンビとなる福永を背にダートコースで伸びやかな動きを披露した。ダートコースでノーブルジュエリー(3歳500万)を4馬身追走。4コーナー手前、残り2Fで仕掛ける。僚馬も抵抗するが福永の左ムチが入ると、そこで勝負あり。6F78秒0~1F12秒6の快時計を叩き出し、楽に1馬身先着した。

 「ラスト2Fをやっておけとの指示。以前との比較はできないが乗りやすい馬だ。息遣いも悪くない」。福永の笑顔が感触の良さを物語る。「1回またがって、過去のレースを見直したら、もうイメージはつくれる。まあ、作戦は調教師と相談してからだね」。まずは乗ってみるのが福永流。背中の感触を確かめたことで鞍上の頭の中には次々と競馬のイメージが浮かんでいるようだった。

 福永は精力的に全国を飛び回るが、疲労どころか表情は充実感にあふれている。「今は仕事をする時期だと思っている。遊んでいても昔ほど楽しくないしね。こういう時に上に登っておかなきゃ」。気力充実の鞍上に導かれ、勇気百倍のこの馬が夏の頂点を目指す。

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2011年8月19日のニュース