【小倉記念】イタリアンとコンビ復活!浜中「力を信じて」

[ 2011年7月29日 06:00 ]

<小倉記念>イタリアンレッドに騎乗する浜中騎手

 夏の小倉開幕を飾る「第47回小倉記念」。七夕賞に続く重賞連勝を狙うイタリアンレッドは浜中俊騎手(22)とコンビ復活。「キーマンの懐へ」ではデビュー戦から同馬の手綱を取り、抜群の相性を誇る鞍上の胸の内に迫った。

 ――浜中騎手はイタリアンレッドには昨年9月(阪神)以来、久々の騎乗。

 浜中 はい。でも、前走の七夕賞もチェックしましたし、厩舎スタッフからもいい状態を維持していると聞いているので問題はありません。

 ――デビュー戦から乗って手の内に入れている。

 スパッと切れる脚はないけど、いい脚の持続力があるタイプだと思っています。

 ――デビュー当初は道中の反応が悪くてなかなか進んで行かない印象。

 そうでしたね。でも、今は全く違います。押せばそれなりに反応してくれる馬になっています。

 ――ゲートの中で小刻みにステップを踏むような癖がありますね?

 はい。駐立があまり良くないので出遅れてしまいます。ただ、スムーズに出たらもっと楽に勝つかというとそういう馬ではないので、出遅れ自体はそう心配はしていません。

 ――小倉で浜中騎手が騎乗した時は4戦4勝。いずれも後方からまくり気味に上がって勝っていますね。

 直線の上がり勝負がいいタイプではないので少しずつ仕掛けて、早めに上がっていく競馬をしています。

 ――大外を進出する形。

 伸びる時はジリジリという感じなので下手にインを突くと詰まる可能性が大きい。だから、外を回す競馬をしてきました。

 ――同じ小倉でも、今回は重賞で相手も強化されています。

 そうですね。同じように大外を回るのは厳しいかもしれません。あとは枠順や当日の馬場状態次第で臨機応変に対処していこうと思っています。

 ――直線で少しササるような面もある。

 はい。ただ、しつこくササるわけではありません。ステッキ一発で修正できる程度なので、そのあたりは心配しなくて大丈夫かと思います。

 ――小倉ではここまで5戦4勝だけど、競馬ぶりはやや窮屈そうに見えます。

 広いコースで同じように流れてくれればもっと楽に走れるかもしれません。ただ、コースが広いと流れが落ち着きやすい。そういう意味で小回りの小倉が合っているのだと思います。

 ――ハンデは55キロ。

 ちょっと背負わされた感じがします。その点は多少心配だけど、力をつけているのも間違いないので馬の力を信じて乗ります。

 ――ほかに何か不安材料は?

 強いて挙げれば道悪ですね。あまりひどい馬場にならなければいい勝負になるはずですが、できれば良馬場でやりたいです。きれいな馬場なら好走してくれるはずです。

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