【小倉記念】今週も鮫島厩舎!ピルグリム初重賞へ条件ピタリ

[ 2011年7月27日 06:00 ]

<小倉記念>重賞初制覇を狙うホワイトピルグリム

 サマー2000シリーズ第3戦「第47回小倉記念」は今年も激戦ムードが漂うハンデ重賞だ。キングトップガンで先週の函館記念を制した鮫島厩舎にとっては「2週連続」がキーワード。この重賞にはホワイトピルグリムがスタンバイ。得意条件となる開幕週の馬場を味方に初タイトル奪取を目指す。

 ホワイトピルグリムにとって好走の鍵を握るのが馬場コンディション。良馬場にしろ道悪にしろ、使い込んで荒れた芝では力を出し切れない。小倉が前回の開催から約3カ月空いているのは好材料。「この馬はボコボコの馬場だと良くない。良馬場とか道悪とかは関係ありません。むしろ道悪は得意な方なので。とにかく、きれいな馬場が合っているから開幕週にやれるのはありがたい」と折間助手が意気込みを伝える。

 施行時期は例年通りだが、いつもは3週目に組まれるこのレースが変則日程の今年は開幕週の日曜メーンになった。3走前の都大路S3着から金鯱賞4着、前走・夏至S4着と崩れていない。特にルーラーシップやアーネストリーといった強豪と戦った金鯱賞は胸を張れる実績。前走も前が残る展開で、しまい伸びて差を詰めた。6歳となって同助手はいい意味で以前との違いを感じ取っている。

 「前走は外々を回って、よく来たよね。年を取ってズルくなってきたのがいい方に出ているのか。普段は余計な力を使わず、競馬に行けばしっかり走ってくれるから」

 厩舎の勢いもある。先週の函館記念は僚馬キングトップガンが鮮やかに差し切り、目黒記念に続いて重賞2連勝。北海道で頑張る8歳馬に続け!とばかりに今週は鮫島厩舎2週連続重賞Vの期待を背負って小倉に乗り込む。「去年の夏は函館とか小倉とか新潟とか輸送が続いて、きつい部分があったと思う。今はそういうのがないので。キングトップガンと2頭でサマー2000シリーズを盛り上げることができれば最高」

 僚馬がつくったいい流れで週末へ。ちょっと出来過ぎ!?とも思えるシナリオが現実味を帯びてきている。

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2011年7月27日のニュース