妻が夫に競り勝った!奏恵女子初DR勝利!!

[ 2011年5月25日 06:00 ]

 妻が夫に競り勝った。「笹川賞」は24日、ボートレース尼崎で開幕。初日12Rドリーム戦で実現した山崎智也(37=群馬)VS横西奏恵(36=徳島)の夫婦対決は、1Mまくり差した横西が2Mで山崎を振り切って1着。史上初となる女子選手によるSGドリーム戦勝利を飾った。山崎は2Mの失敗で今村にも抜かれて3着。夫婦ワンツー決着はならなかった。

 世紀の夫婦直接対決には劇的な展開が待っていた。初日12Rドリーム戦、インから山崎が先マイ。だが、鋭くまくり差した横西が内から舳(へ)先をかける。1周バックは夫婦水入らず?の激しい競り合いとなった。夫の面目を保とうと2M全速旋回で襲いかかる山崎を、横西がしっかり受け止めて単独トップに躍り出る。SGドリーム戦初となる夫婦対決は妻に軍配が上がった。

 引き揚げてきた横西は「いろいろなことを考えてバックが凄く長く感じた。夫婦対決より、このメンバー相手にドリーム戦を勝てたのがうれしい」と満面の笑み。「智也さんにつくってもらったペラのおかげ。足もいいと思う」と仕上がりにも納得の表情を見せた。

 3着に敗れた山崎は対照的に複雑な表情。「(横西がバックで)隣にいたのは分かったし、盛り上がってくれてるかなと思ってた。でも、2Mが失敗。引いて差せば良かったのに、まくろうと思って握ってしまった。意地になり過ぎた」と苦笑いしつつ悔しさをにじませた。それでも足については「悪くない。ペラが合えば良くなると思う」と手応えを感じている。2日目以降に巻き返してくる可能性は決して低くない。

 ホーム追い風が吹いた初日はスロー勢が11勝と、内枠の活躍が目立った。このカマシ不発の状況で、ダッシュの5コースから白星を挙げたのが山口。行き足から伸びが抜群で、前節の完全V機4号のパワーを早くも引き出している。このほかでは初日連勝の瓜生、素性機とコンビを組む寺田の動きがいい。ドリーム組では今村と松井の気配が上々だった。

続きを表示

2011年5月25日のニュース