80年オークスVのケイキロク…34歳大往生

[ 2011年5月25日 06:00 ]

 80年オークスを制したケイキロクが24日午前8時55分、けい養先の北海道日高町の外舘孝一氏の牧場で老衰のため死んだ。34歳だった。所有する下河辺牧場の下河辺行雄氏は「今月に入り動き、体の張りともに急激に衰えていた。放牧時間になっても横になったまま起き上がれず、安らかに息を引き取りました。34歳と1カ月。小柄ながら競走馬、母馬としても多くの活躍馬を輩出してくれた名牝でした」と話した。

 80年桜花賞は7着に敗れたが、岡部と初コンビを組んだオークスで10番人気の低評価を覆して優勝。82年に引退。下河辺牧場で繁殖牝馬となり、88年菊花賞(18着)にも出走したケイコバンなどを送り出した。97年に繁殖を引退し、功労馬けい養展示事業の助成を受けて余生を過ごしていた。

 現役時に管理していた浅見国一氏は「本当に力がある牝馬でした。34年、長生きしてくれたと思います」と話した。

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2011年5月25日のニュース