【女子王座決定戦】田口2度目の優出見えた!

[ 2011年3月3日 06:00 ]

2度目の優出へ視界良好の田口節子

 プロペラ交換で上昇気配の田口節子(30=岡山)が、ドリーム6着発進から2日目2、1着で巻き返しに成功。好枠がめぐってくる3日目の2回乗り(6、12R)でひと足早い勝負駆けを制し、05年の大村大会以来2度目の優出に前進だ。また、山川美由紀(44=香川)が3連勝、三浦永理(28=静岡)が2日目2連勝で絶好調。なお、2日目は定野久恵、岸恵子、細川裕子がF。V戦線から脱落した。

 2日目、田口が2、1着で巻き返しに成功。5Rは2着競りの相手、定野がFで退いて2着。後半9Rはスッキリとまくり差して初勝利。初日のドリームは海野に握られ後退。6着発進に肩を落としていたが「ほっとした」と、大敗を帳消しにできたことでようやく笑顔が戻った。「ドリームのペラは操縦不能だったので、初日に試してモタっとしていたペラに換えた」と、ペラ交換が奏功。「誰と併せても一緒だが、初日よりはだいぶいい。このペラに絞る」と方向性も見えてきた。

 「4日目は6号艇が残っているので早めに決めたい」と、田口にとって好枠の3日目6、12Rが事実上の勝負駆けになる。

 山川が3連勝と絶好調。初日はスタートでもぎ取った印象も2日目12Rは2コースからの差しで小技を披露。本体整備が当たり「差して押す感じがあった」と、パワーアップに成功。3日目は5、6の外枠が巡ってくるが、予選トップ通過を意識してか「気を引き締めて臨む」と手綱はいっさい緩めない。

 ドリーム2着の三浦が2日目を差しと細川のF退きによる繰り上がりで2連勝。3戦オール連対をマークしているが、妥協しない姿勢が魅力の三浦は乗り心地を追求する調整を続行。「まだまだです」と、レベルの高い仕上がりを目指している。

 ほか着をまとめているのが海野、平山、日高、土屋、鵜飼。この中では平山、鵜飼、土屋が安定性抜群の回り足。日高は回転が抑え切れておらず、海野もターン回りに課題。トップ級の伸びで注目されていた渡辺は調整が合わず2日目4R、操縦ミスによる不完走失格で減点5を科された。

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2011年3月3日のニュース