【AJC杯】松岡「状態維持出来れば好勝負」

[ 2011年1月21日 06:00 ]

コスモファントムとともに前走Vの再現を目指す松岡正海騎手

 ターフライターの平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」はAJC杯のコスモファントムに騎乗する松岡の本音に迫った。

 ――コスモファントムの前走(中山金杯1着)は、その前に松岡騎手が騎乗した天皇賞(15着)と比べてプラス10キロ(502キロ)の体つき。

 松岡 今まで肉体的に良いと思ったことがあまりない馬なんです。でも、前走に関しては幅が出て良い感じになってきたと思いました。

 ――スタートはいつも通り速かった。

 スタートセンスはあるタイプ。この前も一番良いくらいのスタートを切ってくれました。

 ――でも、逃げる気はみせず最初のコーナーでは控える形。

 他に逃げそうな馬もいたのでハナに行く気はまったくありませんでした。位置取りに関してはレース前に考えていた通りになりました。

 ――道中は手綱を長めに持っていましたね?

 頭の低い走法をする馬なので、短くすると掛かってしまう可能性があるんです。だから少し余裕を持たせて走らせました。

 ――3コーナーでは少し手が動きました。

 ちょっとズブい面があるタイプ。エンジンのかかりが遅いのでペースが上がると少し置いていかれそうになる。だから手を動かしたけど、決して手応えが怪しくなったわけではありません。

 ――直線、内を突こうとしたけど狭くなって外へ立て直した?

 いえ、追い出すと少し右へもたれる面がある馬なんです。だから立て直すような形に見えたのかもしれません。

 ――今度は2200メートル。

 適性としては1600~2400メートルくらいまで大丈夫な馬だと思います。当然、この距離も心配ありません。

 ――希望の枠順や位置取りなど作戦はありますか?

 どんな競馬でもできるし、頭数も多くないので枠順はどこでも大丈夫。作戦も今のところ立てていません。とにかく前走の状態が良かったので、同じ出来を維持できていれば好勝負になるはずです。

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2011年1月21日のニュース