【22日京都6R】ディープ第1子カサブランカが初陣

[ 2011年1月21日 06:00 ]

今週デビューを迎えるディープインパクトの長女・ナリタカサブランカ

 ディープインパクトの長女がいよいよデビューだ。産駒誕生第1号として注目を集めたナリタカサブランカ(牝=沖、母ロングディライト)が20日、土曜京都6R新馬戦(芝1600メートル)に出走することが確定した。誕生から丸3年、じっくり乗り込まれて仕上げも万全。父譲りの快速を見せる。

 22日デビューするナリタカサブランカは、ディープインパクト産駒の中で一番最初に生まれた。08年1月9日午後6時10分。場所は北海道新ひだか町三石にある鳥井牧場。吹雪の日の出来事だった。誕生から3年と13日でいよいよターフへ。沖師は好仕上がりをアピールした。

 「先週除外になった時点で十分に仕上がっていました。追い切りは中間のラップが速かったんでしまいが掛かっているけど、体は完全に出来上がっています」

 最終追いは坂路で4F53秒0~1F13秒7だった。時計を要する馬場状態だったことを考えれば水準級。調教気配でも「ハミに対してムキになるところがありますが、ようやく折り合いが付くようになってきました」と進境を見せている。

 沖師は母ときょうだい3頭を管理しており、厩舎ゆかりの血統だ。特に半兄のナリタプレリュード(父フジキセキ)は芝からダートに転じてオープン入り。07年福島記念では16番人気で2着に食い込んだ。その血統背景から「母の父がダートに適性のあるミルジョージですから、芝ダートどちらでもいけるかな」と見ている。そしてレース当日の馬体重は440キロ前後の見込みだ。

 「母親は小ぶりでも、きょうだいは大型馬に出る傾向にあったんです。でもやっぱりディープ。上より小ぶりです。テンションの高さがあって少しきゃしゃですが、順調に来ています」。周囲の期待が高まる中、沖師は「注目はされるだろうけど、とりあえず無事に競馬してほしい」と親心を見せる。

 先頭で世代を引っ張る存在になれるのか。必見のレースは22日、午後1時10分にゲートインする。

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2011年1月21日のニュース