【平安S】ボクノタイヨウ吉田稔で能力全開だ

[ 2011年1月21日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=20日】刺すような寒さの中、井上はトレセン西端の白井厩舎へ。ターゲットは平安S出走のボクノタイヨウ。前走中山の師走S12着大敗で下馬評が相当低い。しかし、前走はまるで競馬になってない。発馬の後手でリズムを崩すと道中は外へ張り出されたりとロスの多い競馬。その前の東京準オープンはムーア騎乗でV奪取だった。

 「競馬してないからダメージはないよ」と洗い場で担当の大森一(はじめ)厩務員は年輪のにじんだ顔をこちらに向けた。昨年65歳定年だった66歳。「今はアルバイト」と言って笑った。コーリンオー(スワンS)やメイショウボーラー(フェブラリーSなど重賞5勝)を手掛けた。「だんだんズブくなってるんで2走前(ムーア)のようにしっかり追ってくれる騎手の方が動く」と語る。今回の鞍上は東海公営の吉田稔だ。「具合はいいから」と大森さん。井上はチャンスは十分あると思った。

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2011年1月21日のニュース