【天皇賞・春】鹿戸雄師に聞く

　【天皇賞・春　スクリーンヒーローの鹿戸雄師に聞く】

　――最終追い切りの意図は？
　前の馬を（５Ｆ）７０秒を切るぐらいでゆっくり走らせ、最後の１Ｆは併せて気合をしっかり乗せた。予定通り、いい稽古ができた。厩舎でしっかり前走の疲れを取った後に坂路入りを再開し、これでポリトラックの追い切りは５本目。普段から変動が少ないタイプだけど、雰囲気が良くて、軽く走っている。１回使って確実にアップしていると思う。
　――阪神大賞典を振り返って。
　負けはしたが、久々と５９キロと重い馬場。走りづらかったと思うし、結果も仕方ないかなと。ただ、ジョッキー（横山典）も言っていたように、最後まであきらめずに走っていた点は評価したい。
　――ジャパンＣを勝った直後から、次の大目標は天皇賞・春と公言していました。
　長距離戦が合うと思って、昨夏の復帰戦（支笏湖特別）からは、ずっと距離を意識してきた。あの勝った時は横山典がお世辞で絶賛してくれたと思っていましたが、すぐＧＩを獲ってくれて…。折り合えるし、競馬も上手。その点では３２００メートルもプラスに働くと思う。ＧＩ馬なら、天皇賞を目標にするのは当然。自信を持って挑みます。