【天皇賞・春】“池江家の結晶”ジャーニー弾けた!

[ 2009年4月30日 06:00 ]

<天皇賞・春>DWコースで追い切られたドリームジャーニー

 ドリームジャーニーは開門直後のDWコース単走。手応え十分に向かった直線は、鞍上の仕掛けに素早く反応して一気に加速した。ラスト12秒0という数字以上のスピード感。池添が好感触を伝える。

 「いつも、いい動きをしてくれる。今回も良かったと思う。しっかりやれたし、状態は高いレベルで維持している」

 脚質的な影響もあり、安定して成績を残すタイプではない。しかし、条件さえそろえば抜群の脚を見せつける。それを再認識させたのが大本命ディープスカイを退けた大阪杯だ。

 「前走みたいに、しっかり折り合いをつけられればいい脚を使ってくれる。このメンバーでも見劣りしない」

 今回もツボにハマれば自慢の爆発力を発揮できる態勢に持ち込んだ。当初は金鯱賞から宝塚記念という中距離に狙いを定めたローテーションを組んでいた。大阪杯後に池添から“3200メートルでも大丈夫”と報告を受けて池江寿師は天皇賞参戦を決断したという。

 「僕の考えとも一致しました。(5着だった)菊花賞の頃より成長して別の馬のようになっています。完成していない時点で5着ならステイヤーとしての資質は十分でしょう」

 母の父メジロマックイーンで父ステイゴールドという血統背景に加え、心肺機能の検査でも過去の天皇賞馬にヒケを取らない数字をはじき出している。

 「池江ファミリーの結晶と言える、この馬で春の天皇賞にいけることを光栄だと思います」

 週末まで好天が続き、良馬場で戦えれば“血の力”を感じさせるレースが可能だ。

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2009年4月30日のニュース