フジノウェーブ苦手遠征克服だ

[ 2008年12月12日 06:00 ]

【池田裕文の公営です】初めて阪神で開催された7日のJCダートには公営からもフリオーソが出走した。結果は7着だがアウェーで最後まで粘り強く駆け、着差は0秒7差。地方年度代表馬の参戦は意義があったと思う。通算【6610】を誇るホーム南関の東京大賞典(29日、大井)での巻き返しを期待したい。

 今週は中央の新設ダートG3カペラS(14日、中山1200メートル)に07年地方最優秀短距離馬フジノウェーブが挑戦する。昨年は地元大井のJBCスプリントでG1制覇。今年もG2東京盃を快勝した。重賞4勝、同2着2回はすべて地元。遠征競馬では好結果が出ていない。「今までは輸送を考慮して最終追い切りはあまり強くやらなかった。今回はビシッとやって、大井を使う時と同じパターン」と高橋三師。
 さらに新たな試みとしてチークピーシーズを着用する予定だ。主戦・御神本は「前走(園田JBCスプリント7着)もキョロキョロして集中していない感じだったので効果があるといいですね。(重量)58キロは克服しているし一度戦った相手や勝った相手もいる。調整法を変えたことが新たな一面につながってほしい」と期待を寄せた。見慣れた芦毛の馬体が再びはじける可能性は十分だ。

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2008年12月12日のニュース