ナカヤマ“軽くて”いい男/アイビスSD

[ 2008年7月17日 06:00 ]

軽い調教で十分!ナカヤマパラダイス

 昨年2着のナカヤマパラダイスはWコースで先導馬をつけての単走追い。全体時計が5F69秒8、ラスト1Fも14秒6と拍子抜けするほど軽い調教だったが、二ノ宮師は「先週の稽古をやり過ぎたので、前に馬を置いて息を整える程度で十分」と計算ずくのメニューであることを強調。「時計は遅いが全身を使ったフットワークでいい動きだった」と満足顔だ。

 手綱を取った柴田善も納得の表情。「セーブしてくれとの指示だった。もともと稽古ではいい走りを見せるタイプではないからね」。実戦派の相棒に期待する鞍上は「以前に中山で乗った時、4角で勝てる手応えだったのに最後の坂で止まった。平たんな直線競馬の方が向いている」と続けた。前走CBC賞(11着)では直線で前が詰まる不利もあった。「昨年くらいの出来にあるし、スムーズに力を出せば面白いレースができる」。二ノ宮師の自信ありげな表情が何とも不気味だ。

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2008年7月17日のニュース